Fire HD 10 タブレットは、2019年10月30日にAmazonから発売された
10.1インチのタブレット端末。
2019年新型モデルであり、シリーズ第9世代の端末。
端末の仕様や装備の紹介などレビューします。
(動画あり)
ファーストインプレッションおよび、
管理人は前モデルの旧型 Fire HD 10(2017)や
Fire 7(2017)やFire HD 8(2018)、なども所有していますので、
それらとの比較も意識しつつご紹介していきます。
目次
- MACアドレス
- 端末の確認 Fire HD 10(第9世代)
- Fire OS 7 搭載(Android 9 ベース)7.3.1.0
- Amazon Wi-Fi 簡単設定
- 【Fireを登録】Amazonアカウント登録済だが手動でサインインする?
- 名前を変更する
- 画面ロックの設定
- Fire HD 10 タブレット(2019)レビュー(第9世代)
- デザイン・外観
- サイズ(大きさ・重さ)
- 装備(ボタン配置・位置関係)
- USB-C (2.0)ポート(Type-C コネクタ)
- サウンド・音質
- 記憶容量(内部ストレージ・SDカード)
- 画面サイズ・ディスプレイ性能
- 操作感(CPU・メモリ)
- WiFi
- Bluetooth
- バッテリー(使用可能時間・充電時間)
- カメラ性能
- Alexa 搭載、showモードあり
- アップデート、Fire OS 7.3.1.1
- アプリの固定
MACアドレス
MACアドレスについて。
ご自宅や職場のルーターにMACアドレスフィルタリング
を設定してある場合は次の操作でご確認ください。
[設定]
[インターネット]
[Wi-Fi]
「WiFi」画面の下部にある
[Wi-Fi 設定]をタップ
(「WiFi設定」画面に変わって)
「MACアドレス」の項目に記載あり
※WiFiがONになっている場合、
接続先アクセスポイント(SSID)が
一覧で並んでいるその最下部に
[Wi-Fi設定]があります。
端末の確認 Fire HD 10(第9世代)
端末の確認をしておきましょう。
[設定]
[デバイスオプション](下から3番目)をタップ
[Fireタブレットのバージョン情報]の欄が、
Fire HD 10(第9世代)
となっていれば、
2019年モデルのFire HD 10 タブレットで間違いありません。
Fire OS 7 搭載(Android 9 ベース)7.3.1.0
Fire HD 10(2019)の購入直後、確認しましたところ
Fire OS 7.3.1.0 でした。
最新のFire OS 7が採用されています。
すなわち新型は旧型からバージョンが5→7へと上がりました。
歴代のFireタブレットの中でFire OS 7が搭載されたモデルは、
このFire HD 10(2019)が初めて。
同時にAmazonからFire OS 7の初リリースですので、
2019年11月中旬時点でFire OS 7が使えるのも
このFire HD 10(2019)だけ。
現在販売中のラインナップ、
新型 Fire 7(2019)も同じ2019年発売ですが、
Fire OS 6であり、
昨年発売のFire HD 8(2018)はFire OS 6のまま。
なお、Fire OS 7 とは、
Android 9 Pie をベースとしてFireタブレット用に改良された
Amazonの独自OSです。
Amazon Wi-Fi 簡単設定
Fire HD 10の注文画面に、
[Amazonアカウントに登録 (簡単セットアップ)]
という項目ができましたが、
これは「Amazon Wi-Fi 簡単設定」の模様。
選択できるようになっているものの、
デフォルトでチェックが入っています。つまりON。
「 Amazon アカウントのコンテンツと端末の管理 ページで Wi-Fi 簡単設定を無効にすることができます。」とのことで、
確認すると有効になっていました。
ちなみに[コンテンツと端末の管理]ページ[端末]には、
「●●さんの 12番目の Fire タイプ Fire HD 10 (第9世代)」
と、まだFire HD 10をWiFiのインターネット接続する前から既に登録されてました。
この状態でFire HD 10のWi-FiをONにするも自動では接続せず、
自宅ルーターのSSID(接続先)をタップして選択しても
パスワード入力のポップアップが表示され、
自動接続にはなりませんでした。
おそらくAmazon側で「Wi-Fi 簡単設定」ONの状態で、
いずれかの端末でルーターにログイン(Wi-Fiパスワード入力)すると、
その時点でそのパスワードがAmazonのサーバーに記録されるものと思われます。
(その後「Wi-Fi 簡単設定」OFFにしてからルーターに接続しました。)
【Fireを登録】Amazonアカウント登録済だが手動でサインインする?
WiFi接続完了後も、「本」(Kindle)を開いても、
プライムビデオを開いても、アプリを開いても端末が未登録ということで、
全画面で白い「Fireを登録」という専用画面になり、それ以外何も表示されません。
つまりコンテンツを使うどころか見ることすらできません。
この「Fireを登録」画面でメールアドレス(もしくは携帯電話番号)とAmazonパスワード入力して
Amazonのサインインを行う。
すなわち手動でサインインする必要があり、自動的に自分用端末にはなりません。
([コンテンツと端末の管理]には端末が登録されているのに)
【動画】「Fire HD 10(2019)WiFi初接続からFireを登録(Amazonアカウントでサインイン)」
名前を変更する
端末の名前は変更することができます。
[設定]
[デバイスオプション](下から3番目)をタップ
[デバイス名を変更](一番上)
画面ロックの設定
WiFiに接続し登録となった後は、アカウントでサインイン状態。
Amazonのお買い物などできてしまいますので、
すぐに画面ロックをかけることをおすすめします。
[設定]
[セキュリティとプライバシー]
[ロック画面のパスワード]タップして
右端スイッチアイコンON(オレンジ点灯)
パスワード入力し設定する
PIN(数字4桁)もしくはパスワード(英数で4文字以上)
Fire HD 10 タブレット(2019)レビュー(第9世代)
それでは以下に2019年新型「Fire HD 10 タブレット」
2019年発売モデルのレビューをお送りします。
シリーズ第9世代。
購入直後の開封など前回の記事はこちら
Fire HD 10 タブレット購入【10インチ】2019年新型
発売前の公称スペック値での旧型との比較記事はこちら
2019年新型 Fire HD 10 タブレット発売。10型キッズモデル版も同時発表
旧型・2017年モデルのレビュー記事はこちら
Fire HD 10【レビュー】2017年新型タブレット
※Fire HD 10 はこちら
デザイン・外観
2019年新型の外観は旧型機2017年モデルによく似ています。
サイズがほぼ同じで、デザインも形状もそっくり。
一瞬で見分けたい方は、カラーが3色に増えましたので、
新型で別色のホワイトかブルーを買えば間違いありません。
管理人もホワイトを購入しましたので、新旧すぐ分かります。
Fire HD 10 タブレット ホワイト (10インチHDディスプレイ) 32GB
背面はプラスチック素材で触った感じはサラサラ。
amazonロゴの掘り込みがある。
角は丸みを帯びて滑らかなデザイン。
amazonロゴですが、旧型ではアルファベットとマーク。
新型ではアルファベット表記部分が無くなり、
マークだけを大きくしたロゴに変わっています。
サイズ(大きさ・重さ)
サイズ262 x 159 x 9.8mm
重量 504 g
旧型機2017年モデル比較で、縦・横・厚さ同一サイズ。
重さが4g増えましたが、全体の1%以下で体感的にはほぼ同じと言える。
重さを計ってみると、
実測値で502gでした、公称より2g軽い。
装備(ボタン配置・位置関係)
電源ボタン
ボリューム(音量物理ボタン)
ステレオスピーカー
マイク
2メガピクセルフロントカメラ
2メガピクセルリアカメラ
3.5 mm ステレオ ジャック
USB-C (2.0)ポート(Type-C コネクタ)
microSDカードスロット
Bluetooth
[装備やボタンの位置関係]
裏面:中央上部amazonロゴ、
上部左角にアウトカメラ。
ロゴの向きで縦持ちになる。
短い辺:上部:電源ボタン、USB、マイク、イヤホンジャック、音量ボタン、
短い辺:下部:なし
長い辺:右側:スピーカー(2機)
長い辺:左側上:microSDカードスロット
表面(=画面側)の上部:ベゼル中央にインカメラ
旧型 2017年モデルとボタン類の配置は同じ。
但し、ボタンの色は変わった。
ホワイトはボタンも白です。
ネットで画像を見る限り、ブラックやブルーも本体色と同じようです。
USB-C (2.0)ポート(Type-C コネクタ)
USBケーブルの端子がマイクロBから、
Type-C(タイプC)へ変更となっています。
これは2019年新型Fire HD 10の大きな特徴のひとつ。
過去のFireタブレットの歴代全モデルを含めて
初めてUSB Type-Cを採用。
USBの新しい規格、最新のものを装備した。
Type-C コネクタおよびType-CのUSBポートは、
上下と左右が同じ形状なのが特徴。
どちらの向きでも挿入、接続できる。
但し注意点は、Type-C というと高速なUSB3.1や3.2
を思い浮かべがちですが、今回のType-C は2.0なので違う。
そして付属のケーブルがType-Cになりましたので、
以前までのFireタブレット付属のUSBケーブルや
スマホのUSBケーブルを流用しての充電はできません。
同様に今回付属のType-Cケーブルは以前までのFireタブレットでは使えません。
但し、ケーブルのもう一方側は標準オスのままで変化ないので、
電源アダプタは以前までのものでも流用できますし、
パソコンへのUSB接続もこれまでと同じようにできる。
【動画】「USB【Type-C】を初採用。Fire HD 10 タブレット(2019年新型・第9世代)」
サウンド・音質
内蔵スピーカー
デュアルステレオスピーカー
Dolby Atmos
3.5 mm ステレオ ジャック
マイク
縦画面でインカメラを上にして左側の側面に
スピーカーを装備。丸い穴が並んで空いている。
横画面で映画を観たり、ゲームをするときは、
上下どちらかに位置する。
左右に1つづつ、2機の、
デュアルステレオスピーカー。
Dolby Atmosの音質効果は引き継がれています。
よい音で聞くことができる♪
記憶容量(内部ストレージ・SDカード)
32GB (使用可能領域 約25.3GB)
64GB (使用可能領域 55.8GB)
512GB までのmicroSDカード対応
内部ストレージは2種類、32GBモデルと64GBモデルがあります。
管理人は内蔵32GBモデルを買いました。
開封直後、ほぼ使っていない状態で
空き容量25.06GB/26.51GBでした。
別売りでmicroSDカードを買えば、記憶容量を
さらに追加で約512GBまで外部ストレージを拡張して増やせます。
内部ストレージ化すれば内蔵部分に一体化して内部ストレージが増大する。
(※本やアプリによっては本体内にしか保存できないものもある)
旧型はマイクロSDカードが最大256GBまででしたので、
容量拡大し改善しています。
画面サイズ・ディスプレイ性能
10.1インチHD、IPSディスプレイ
解像度1920 x 1200、224ppi、
フルHDビデオ再生、反射防止技術採用
10.1インチという画面サイズは、
Amazonのタブレット端末史上で過去最大サイズ。
ディスプレイ性能も旧型を引き継いで維持されています。
※画質がわかるレビュー記事はこちら
Fire HD 10(2019)プライムビデオを見てみた【レビュー】
Fire HD 10(2019)でkindle本を読んでみた(活字本・コミック・雑誌)
操作感(CPU・メモリ)
CPU
2.0GHzオクタコアプロセッサメモリ 2GB RAM
1.8GHz x 2、1.4GHz x 2
という
クアッドコアからオクタコアへスペックアップ。
しかも1.8GHz x 2、1.4GHz x 2から、
2.0GHz x 8と強化。
メモリは2GBを維持。
処理性能が大きくアップしたことになります。
Amazonによれば前世代機より30%早くサクサクと動くとのこと。
アプリの複数起動マルチタスクや、
ゲームのプレイで高速処理や動作に余裕があるでしょう。
販売中の Fire 7(2019)とFire HD 8(2018)よりも
上位となっておりますので、現行販売モデルの三端末中で、
このFire HD 10(2019)が最高スペックとなっています。
フラッグシップモデル。
WiFi
シングル アンテナ、デュアルバンド Wi-Fi。
802.11a、802.11b、802.11g、
802.11acまたは802.11n
旧型のWiFi性能を引き継ぎました。
802.11a、b、g、nだけでなく、
802.11acにも対応。
(新型Fire 7(2019)とFire HD 8(2018)は
802.11acには対応していません。)
Bluetooth
A2DPステレオヘッドホンに対応したBluetooth、
スピーカー、マイク、LEアクセサリー サポート
BluetoothヘッドホンやBluetoothイヤホン、
Bluetoothスピーカーなど、
Bluetoothワイヤレス接続での周辺機器が使えます。
※実際に使ってみた記事はこちら
Fire HD 10(2019)でBluetoothマウス・キーボードを使う
バッテリー(使用可能時間・充電時間)
バッテリー
読書、ウェブ、ビデオ、音楽などで通常使用時、
最大12時間充電時間
同梱のUSB-C(2.0)ケーブル、9W充電アダプタで
約4時間
旧型に比較して、
充電時間が短くなり、駆動時間が長くなった、
という改善になっています。
カメラ性能
2メガピクセルフロントカメラ
+2メガピクセルリアカメラ
+720pHDビデオレコーディング
メインカメラ(リアカメラ・背面カメラ・外側)、
フロントカメラ(インカメラ・画面側・内側)、
ともに200万画素。
インカメラは旧型から性能アップ。
Alexa 搭載、showモードあり
Alexaを搭載しており、
AIアシスタントのAlexa機能およびハンズフリー操作で使える。
Showモードという情報ディスプレイ表示型でも使える。
旧型2017年モデルでは販売開始時Alexaはありませんでしたが、
2019年4月のソフトウェアアップデートで追加機能として初搭載されていました。
今回はAlexaを搭載した状態での販売開始、出荷。
ちなみに購入して開封直後、Fire HD 10の電源を入れて起動すると、
Fire OS 7.3.1.0 のメニューを開いて各設定の操作はできますが、
[Alexa]および[Showモード]の設定項目はありません。
WiFiへ接続し登録すると、設定項目が表示されるようになります。
Fire HD 8 Plus(2020)でShowモードを使う【比較】Fire HD 10(2019)(Alexa)
アップデート、Fire OS 7.3.1.1
発売日に届き開封してFire OS 7.3.1.0 だったのですが、
WiFiに接続後、しばらくして自動的にソフトウェアアップデートが
ダウンロード、インストールされました。
Fire OS 7.3.1.1 となっております。
【動画】「Fire HD 10(2019)装備とサイズ感【比較】旧型2017・Fire7・Fire HD 8 タブレット」
Fire HD 10(2021)は、Fire OS 7.3.2.2 までバージョンアップしています。
アプリの固定
画面を固定して、そのアプリしか使えなくするアプリの固定ができます。
記事はこちら)
アプリの固定(タッチ無効で機能制限)Fireタブレット
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