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Fire 7【レビュー】2017年新型タブレット

Fire 7 タブレットは、2017年6月7日にAmazonから発売された
7インチのタブレット端末。2017年新型モデル。
シリーズ第7世代の端末。

端末の仕様や装備の紹介などレビュー。(動画あり)

ファーストインプレッションおよび、
管理人は旧型Fire(2015)も所有していますので、その比較も意識してみます。

※この記事は2017年6月発売モデルのFire7です。

[公開日時:2017年6月9日
更新日時:2019年5月20日]
追加情報2019年5月)
※翌2018年に7インチの新型なし
★後継機種 Fire 7(2019)
2019年新型 Fire 7 タブレット発売。7型キッズモデル版も同時発表
※レビューはこちら
Fire 7 タブレット購入【7インチ】2019年新型
Fire 7【レビュー】2019年新型タブレット(7インチ・第9世代)

Fireタブレット電源ON

Amazonから届いて初回使用時に充電は不要
すぐに使えます。

電源ボタンは短辺(ボディ背面のamazonロゴの向きで上部)にあり、
長押しで電源が入る。

amazon、fireなどとロゴが画面に表示されますので
30~40秒ほど待つ。

背景色がオレンジ色の言語選択画面になりますので、
日本語を選ぶ。

WiFi設定を終えると、ホーム画面が起動。
初期設定は簡単で、すぐに終わります。

WiFiの設定は、後で行うことにして、
先にホーム画面へ進むこともできますが、
オフラインのままですとAmazonのアカウントでサインインできませんし、
ほぼ何もできませんので、必ず設定することになります。

MACアドレスが必要な方は「WiFi」画面の右上から
[詳細設定]-「高度なWiFi」画面に記載があります。
WiFi MACアドレスを確認する【Fire OS 5】Fireタブレット

Fire OS 5.3.3

Fire 7(2017)の購入直後、確認しましたところ
Fire OS 5.3.3でした。
2017年6月時点でAmazonの最新OSとなります。

これはFire(2015)、Fire HD 8(2015)、
Fire HD 10(2015)、Fire HD 8(2016)、
と同一のOSバージョン。
FireOS5.3.3.0、Fire 7 タブレット(2017)

Amazonアカウント登録済

端末はAmazonアカウント登録済で出荷されます。

WiFiに接続すると、自動的に自分のAmazonアカウントへサインインとなり、
端末の左上に自分の名前(~さんのFire)が表示されます。
しばらくお待ちください。

(もしくは手動で端末からサインインしてもよい。)

Fire 7 タブレット(2017)レビュー

それでは以下に2017年新型「Fire 7 タブレット」のレビューをお送りします。

デザイン・外観

2017年新型の外観は旧型機2015年モデルによく似ています、
似ているというより、そっくり。
Fire 7 タブレット(2017)正面と装備、ロック画面
背面はプラスチック素材で触った感じはサラサラ。
amazonロゴの掘り込みがある。
角は丸みを帯びて滑らかなデザイン。
Fire 7 タブレット(2017)amazonロゴ
旧型機をお持ちの方が買い増しする場合、
見た目的には、もう1台同じものを買うイメージになります。
それくらい似ている。

唯一違うのは、音量ボタンとイヤホンジャックの位置が
入れ替わっています。

また、凝視して観察すると、ディスプレイ側と本体との継ぎ目が
背面側に移動して側面が滑らかに見えるようになっていますが、
ほとんど気づかないレベル。

サイズ(大きさ・重さ)

192mm x 115mm x 9.6mm
295g

旧型機2015年モデル比較で、
重さが18g軽くなり、
厚みが1mm薄くなった
Fire 7 タブレット(2017)を手に持っているサイズ感
重さを計ってみると、
実測値で282gでした、公称よりさらに13g軽い。

この小型軽量化が2017年新型の最大の進化のひとつ。

管理人は旧型Fire(2015)も所有していますが、
両機を両手に持ってみても、そうかもしれない?という程度。
サイズ感もほぼ同じとお考えください。

装備(ボタン配置・位置関係)

電源ボタン
ボリューム物理ボタン
モノラルスピーカー
マイク
VGAフロントカメラ
2メガピクセルHDリアカメラ
3.5 mm ステレオ ジャック
USB2.0ポート(マイクロB コネクタ)
microSDカードスロット
Bluetooth

Fire 7 タブレット(2017)背面と装備

[装備やボタンの位置関係]
裏面:中央上部amazonロゴ、
上部左角にアウトカメラ、下部左角にスピーカー1機。
ロゴの向きで縦持ちになる。
短い辺:上部:電源ボタン、USB、マイク、イヤホンジャック、音量ボタン、
短い辺:下部:なし
長い辺:右側:なし
長い辺:左側上:microSDカードスロット
表面(=画面側)の上部:ベゼル中央にインカメラ

Fire 7 タブレット(2017)上側面を見た装備一覧
旧型2015年モデルは一番外がステレオジャックその隣に音量ボタンであった。
新型2017年モデルでは、
一番外が音量ボタンその隣にステレオジャックと変更になっている。

Fire 7 タブレット(2017)音量ボタン、ステレオジャック、マイク
それ以外のボタンや装備の配置や位置関係は新型と旧型で全て同じ。
Fire 7 タブレット(2017)背面カメラ、電源ボタン、USBポート、マイクロカードスロット

サウンド・音質

内蔵モノラルスピーカー
3.5 mm ステレオ ジャック
マイク

スピーカー1機も旧型機と変わりなし。
Fire 7 タブレット(2017)のモノラルスピーカー
ステレオではなく、モノラルスピーカーで
Dolby Atmosにも対応しませんので、
音質や音響に期待はできない。

ちょっと聞いた感じAMラジオのようだと言えば酷い例えになりますが、
サウンドというよりも音を鳴らす程度の感じ。

しかも端末裏側の隅、角に配置されています。

記憶容量(内部ストレージ・SDカード)

8GB(使用可能領域 約4.5GB)
16GB(使用可能領域 約11.6GB)
256GBまでのmicroSDカード対応

初期型は8GBのみでしたが、
途中から16GBモデルもラインアップに加わりました。

microSDカードは128GB最大でしたが、
この2017年モデルから最大256GBまで対応
Fire 7 タブレット(2017)のmicroSDカードスロット
管理人は内蔵8GBモデルを買いました。
別売りでmicroSDカードを買えば記憶容量を増やせます。
内部ストレージの不足分を外部ストレージで補えるのは大きい。

最初の最適化アップデート後になりますが、
使用開始時点で使用可能領域(空き)は4.47GBでした。

画面サイズ・ディスプレイ性能

7インチ
タッチスクリーン、IPSディスプレイ、
解像度1024×600(171ppi)
SDビデオ再生

画面スペックも旧型機と変わりなし。

電子書籍に最適と言われる7インチ画面。
タブレット端末ではほぼ最小サイズの規格。
持ち歩くには適しています。

解像度が低い(171ppi)のはよろしくない。
文字がボヤけたり、描画が荒い可能性がある。

但し、旧型モデルで「1.05 : 1」だったピクセル形状を
正方形に改善したことで、
画像および文字が読みやすくなっている
という情報がありますので、
視認性が高まっているかもしれません。
Fire 7 タブレット(2017)でkindle本を表示
確かに解像度の割に鮮明にきれいに見える気がします。
Fire 7 タブレット(2017)でネット閲覧している
しかし低解像度171ppiは、
昨今のスマホやタブレットに比較して劣るわけで、
あまり大きな期待はできないのも事実。

動画はHDビデオ再生できません。

Fire7(2017)でkindle本を読んでみた(活字本・コミック)

Fire OS 5「Bellini」搭載、5.4へアップデート

Amazonのタブレットシリーズの過去において、
Kindle Fireタブレット、Fireタブレットでは、
新型には新OSが搭載されるという流れがありました。
毎年、新しいOSがリリースされる。

しかし2015年の新OS Fire OS 5「Bellini」を最後に、
この流れは止まりました。

その後に発売された
Fire HD 8(2016)、Fire 7(2017)、
Fire HD 8(2017)では、新OSは無く、
Fire OS 5でのマシンとなっています。

先にも書きましたが、
このFire 7(2017)を購入して起動すると、
Fire OS 5.3.3 でしたが、WiFiに接続してしばらくすると、
自動的にソフトウェアアップデートが開始され、すぐに
Fire OS 5.4.0.0 になりました。
FireOS5.4.0.0、Fire 7 タブレット(2017)

追記)さらにFire OS 5.6.0.0までアップデート。
今後も更新されていくものと思われます。

操作感(CPU・メモリ)

1.3GHzクアッドコア
1GB RAM

CPUとメモリ、メインスペックに関しても
旧型機と変わりなし。
昨今のスマホやタブレット端末に比較して、
あるいはAmazonタブレットの中で比較しても、
性能(スペック値)は低い。

それでも細かなチューニングによって、実際の
操作性を向上させてくるのがAmazonなので期待しています。

まだ使い始めたばかりですが、普通に動作し、
重いとか、フリーズするような挙動もありません。

それなりにスムーズな動きで使えそうです。

WiFi

シングル アンテナ
デュアルバンド Wi-Fi
802.11a、802.11b、802.11g、802.11n

WiFi環境はよくなっている。
旧型機に比較してデュアルバンドとなり、
802.11aが追加されました。

5GHz帯で他無線やBluetoothとの干渉を避け、
ネット通信の安定化と高速化が期待できます。

(802.11acには対応しません。)
WiFi802.11a、Fire 7 タブレット(2017)

Bluetooth

A2DPステレオヘッドホンに対応したBluetooth

BluetoothヘッドホンやBluetoothイヤホンが使えます。

Fire7(2017)でBluetoothマウス・キーボードを使う

動画「Fire 7(2017)でBluetooth機器を使ってみた。マウス・キーボード・ヘッドホン」

USBホスト機能

Fire 7(2017)にはUSBホスト機能があり、
USB機器が使える。

Fire 7(2017)でUSBマウス・キーボードを使う

動画「Fire 7(2017)でUSB機器を使ってみた。マウス・キーボード・フラッシュメモリ」

カメラ性能

2メガピクセルHDリアカメラ
VGAフロントカメラ

旧型機と変わりません。
メインカメラ(リアカメラ・背面カメラ・外側)は
わずか200万画素ですので、
昨今のスマホの高性能カメラに比べれば、はるかに劣る。
トイカメラとしてスケッチ、メモ程度の機能でしょう。

端末裏側の隅、角にカメラが配置されていますので、
やや撮影がしづらいかもしれません。

フロントカメラ(インカメラ・内側)も装備あります。
ビデオチャット用。

動画「Fire 7(2017)【カメラテスト】写真と動画を撮影してみた。」

バッテリー(使用可能時間・充電時間)

バッテリー
最大8時間

充電時間
同梱のUSB充電アダプタで6時間

最大8時間使用可能なバッテリー、となっており、
旧型の最大7時間より向上した。

公称通り8時間使えるなら通勤通学で使うのに心配はないでしょう。
スマホと違って電池切れまで使っても問題ないわけですし。

充電時間は、同梱のUSB充電アダプタで6時間となっています。

先に述べた通り、Fire7を開封して使い始めるとき、
バッテリーに残量ありますので、充電せずに、
そのまま電源ボタン長押しで使い始めてください。

外部出力(別ディスプレイにミラーリング)

HDMI、スリムポート、Miracast、
全てに対応しませんので、
外部出力は不可能。
Fire7の画面を別のディスプレイに映し出すミラーリングはできません。

テレビやパソコンのモニターに映すことはできず、
Fire7の7インチ画面だけで見るしかない。

Fire TVやFire TV stick経由でミラーリングできるかもしれません。
(追記:設定に[ディスプレイミラーリング]が無いので、
対応していない、ミラーリング不可)

Fire 7 タブレット(2017)感想、ファーストインプレッション

Fire 7 タブレットの2017年新型を数日程度使ってみました。

よい点 Fire 7(2017)

ファーストインプレッションとしては問題なく使えるという印象。

不具合や故障もなく、フリーズや強制再起動のような
問題となる挙動は一切ありません。

WiFiは追加された802.11aに接続していますが、
問題なく通信できています。
ただ、コミックやゲームアプリのダウンロードが
やや遅めかな?という感じもありますが、
30秒~数分も待てばインストールまで終わりますので、
困りはしません。

電子書籍Kindleは、活字本、コミックともに読めました。
電子書籍端末として普通に機能しており、
読書環境として最低限で言えば不足はありません。

映画、プライムビデオを見てみましたが、
ストリーミングでもすぐに再生開始され、
途切れたり、コマ落ちのようになることもなく、
映像はスムーズに映し出され、きれいに見れる。
想定していたより快適で拍子抜けしそうになります。

途中からBluetoothのヘッドホンに切り替えて
映画鑑賞しました。
内蔵スピーカーより没頭できてよいのですが、
やはりモノラルを左右に分けただけかもしれません。

バッテリーは旧型比で1時間ほど長くなったとされ、
最大8時間は使えるということになっています、
それも正しいと言えそうです。
映画を見たり、ゲームをしても、それほど激減はしていません。
1時間使用で10~15%減るくらい。
待機時間においては減りが少なく電池持ちよいと思われます。

ゲームをAmazonアプリからインストールしてみました。
いろいろな種類のゲームタイトルでテストしましたが、
動作は快適で、やや余裕が感じられるほど。
スペック不足は心配ありません。

YouTubeは専用ブラウザAmazon Silkで観れるようになっています。
全画面にもできます。

インターネットの閲覧もAmazon Silkで問題なく表示できる。
ただ、ネットは皆さんスマホでするのではないでしょうか?
タブレットでネット閲覧する恩恵は画面サイズ的に
8.9インチ、10インチくらいからのような気がします。

問題点 Fire 7(2017)

ここまで主にFire 7のよい点をご紹介しましたが、
逆に問題点、困ったことを挙げておきましょう。

画質の問題。
低解像度171ppiなので、文字やアイコンなどの端が、
ギザギザ、ドットに見えることがあります。
この辺りはiPadやAmazonタブレットで過去にあった高級機HDXを
お使いの方ですと気になるはず。
それでもスペックの割に綺麗に表示されていますので、
慣れれば問題なさそう。
文字が潰れて読めないということは稀にありますが、ほとんど無い。
高解像度ディスプレイを見たことがない人であれば、
気がつかない程度の画質。

スピーカーは旧型機と同じモノラル、1機のみ。
音楽鑑賞を目的にしている人には辛い。
AMラジオを流してると思えばいいですが高音質とは言えません。
映画の鑑賞時のサウンドとしても悪くはないけれど上質とは言えませんね。

まとめ Fire 7 タブレット(2017)レビュー

Fire 7 タブレットのレビューおよびファーストインプレッションを総括、まとめます。
総括としては、低価格モデルであるがゆえの
低性能・低スペック端末としての心配は無用で、
問題なく使えることがわかりました。
悪い点より、よい点のほうが上回る。

処理性能やスペックが高くはない端末ながら、
スムーズな操作性ときれいに見える視認性など
タブレット端末としての快適さを実現しているのは、
さすがAmazonと言えます。
チューニングや動作テストを重ねて調整したはず。
この辺りは過去の歴代Fireタブレットの開発の歴史や、
特に旧型機にあたるFire2015年モデルでの反省点および
使用者からの意見などを反映させた賜物だと言えるでしょう。
さらにOS5を継続して搭載させたことも、
開発が楽だった、時間短縮、コスト減につながったと推測。

但し、これまでAmazonタブレット過去に7台購入してきた
管理人に言わせれば、予算が許すなら多少無理しても
8インチのFire HD 8を選んだほうがよいと言いたい。
スペックだけの絶対的な差はある。

Fire 7 タブレットが向いている人は、
Amazonプライムの恩恵を受けたい人、メインのスマホや
タブレット端末とは別にサブの気軽にラフに使える端末が
もう1台欲しい人、Amazon専用端末(Fire OS)も1台は
保有しておきたいと考えている人、
とにかく安くて安定して問題なく使える端末が欲しい人、
2013年モデル(第三世代・FireOS4)以前のKindleFire端末所有者、
だと思います。

値段で考えたらコストパフォーマンスは最高で、
これだけ使えて4980円ならお得で満足感は極めて高い。

それなりに不足もあるけれど5000円なのだから、
文句言う人もいないでしょう。

Fire 7 タブレット(2017)を買うか迷っている方は、
買うことを強くおすすめします。

コスパ最高、使える端末 Fire 7 タブレット(2017)おすすめ

動画

レビュー動画を撮影しました。

※Fire 7(2017)を撮影した全ての動画はこちら
動画 『Fire 7 タブレット(2017)』 Youtube再生リスト

※この記事の続き、その後のレビュー記事
Fire7タブレット(2017)使用1か月レビュー

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