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Kindleコミックで【比較】iPad4 vs Fire HD 10(2017)

iPad4とFire HD 10(2017)を使って、
Kindleコミックを読んで比較してみました。
(動画あり)
[公開日時: 2018年6月30日
最終更新:2020年2月1日]

※後継機種2019年モデルの記事はこちら
Fire HD 10(2019)でkindle本を読んでみた(活字本・コミック・雑誌)

iPad

iPadとはApple社製のタブレット端末。
Appleの独自OSであるiOS搭載。
iPhoneの画面が大きい端末とも言える。

今回の比較で使ったのは2012年発売の
第四世代iPadなので古い機種。

2018年6月時点での最新モデルは、
iPad 第六世代(2018)と、iPad Pro(2017)。

アプリ「Kindle」

iPadではデフォルトのままAmazonプライム・ビデオを
使うことはできません。

iOS版で無料の公式アプリ「Kindle」
がありますので、App Storeからダウンロードし、
インストールして使う。

iPhone、iPad、iPod touchではアプリが必須。

Fire HD 10

Fire HD 10とはAmazon製のタブレット端末。
Androidをベースにした独自OSであるFire OS搭載。

今回の比較で使ったのは2017年発売モデル。

動画

「Fire HD 10(2017)でKindleコミックを読んでみた。タブレットで電子書籍漫画」

AmazonのFireタブレットでは全機種ともに、
標準装備でkindle電子書籍をすぐに使える。
(購入以外の、読み放題は
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画面サイズと解像度の違い

iPad4とFire HD 10(2017)の画面の違い。

iPad 4は、画面サイズが9.7インチで、
解像度 2048×1536(264 ppi)。
アスペクト比は 4:3。

Fire HD 10(2017)は、画面サイズが10.1インチで、
解像度1920×1200(224ppi)。
アスペクト比は 16:10。

iPad 4 Fire HD 10
9.7インチ 10.1インチ
2048×1536 1920×1200
264 ppi 224ppi
4:3 16:10

 

画面サイズが9と10で一段階違う印象を受けますが、
そうではありません。
iPadが9.7なので10に近く、Fireもほぼ10ということで
ほぼ同じと言える。

顕著に違うのがアスペクト比、縦横の長さの比率であり、
Fire HD 10の16:10というのはワイドスクリーン。
4:2.5とも言えます。
Apple iPadのほうが4:4の正方形に近いのです。
Amazonによれば、4:3のスクリーンの同じサイズのタブレットと比べて、
Fire HD 8は18%、Fire HD 10は22% ビデオ視聴エリアが広いと発表しています。

画面解像度の重要性は画面サイズと関係していて、
ppiによって即座に理解できます。ppiの値が大きいほど
1インチあたりに光の粒が多いので、文字や絵をより精彩に描ける。
電子書籍の活字本もコミックのセリフでも最重要事項とも言える。

2015年発売の1代目が149ppiという残念な低解像度機種でしたが、
2017年モデルでは驚異的とも言える大幅な解像度アップが図られ
224ppiとなっています。

iPadはiPad3以降、iPad 第六世代(2018)までずっと、
そしてiPad Proでも264ppiが維持されている。

数値の上ではiPadのほうが解像度がよい、性能が高い
と言えますが、差はほぼなくなったとも言える。

縦画面と横画面の違い

コミックは縦画面で読むときと、
横画面で読むときに明確な違いがでます。

縦画面では1ページだけを最大化して、
横画面では小さい表示2ページ同時に
見開きで読むスタイルになる。

紙の本の漫画では2ページ見開きなので、
同じように読みたいところですが、
7インチ、8インチなどのタブレット端末や
スマートフォンでは絵全体が小さくなりすぎて
セリフが読めなくなりがち。

解像度の問題もあり、低解像度ですと文字が潰れてしまう。
縦画面1ページで大きく表示して読むか、
部分的に拡大操作するなどで読むことは可能。
面倒でやや不便ですね。

iPadとFire HD 10は両端末とも大画面でかつ
高解像度ですから、横画面の見開き2ページで
スイスイと楽に読んでいける。
7インチ、8インチよりも描画が大きくて
迫力や臨場感も感じられる。

縦画面ですと週刊漫画雑誌のようなサイズ。
やや大きすぎる、巨大画面かもしれません。
あとはお好みでお選びください。

iPadとFire HD 10では紙の単行本と同じように、
横画面で2ページつづ開いて読むことが前提になる
と言ってよいでしょう。

コミックの余白

iPadでは横画面で上下に余白ができ、
縦画面で左右に余白ができます。

Fire HD 10では横画面で左右に余白ができ、
縦画面で上下に余白ができます。

余白があることで、結局はどちらも、
iPadもFire HD 10もコミックが表示される面積は
ほぼ同じになっている。

【画像】左がiPad、右がFire HD 10
iPad4比較Fire HD 10コミック

明るさ

明るさのバーゲージを中央付近にしたとき、
iPadのほうが明るい。

Fireも明るさを上げれば、十分に眩しいくらいに
明るくなりますので暗いことを気にする必要はありません。

iPadも暗くすれば十分暗くなる。
目が疲れやすいという方でも大丈夫。

色合い、鮮明度

iPadのほうが白く明るい印象。
逆にFire HD 10は黄色っぽく、暗い印象。

Fire HD 10の画面が黄色っぽい、暗い傾向なのは、
映画を観た時から感じていました。
おそらくディスプレイの仕様だと考えられます。

iPadのほうがきれいな絵とも言えますが、
Fire HD 10のほうが目に優しい、読んでて疲れにくい
とも言えます。

操作性や操作感の違い

タップ、ダブルタップ、スワイプ、
拡大、縮小で操作感や反応速度に違いはありませんでした。

ピンチイン・ピンチアウトに関してだけ、
iPadのほうが滑らかに動きます。

しかしFireで操作に詰まるかと言えば、
そのようなことはなく、そこまで大差ない。

Kindleコミックで【比較】iPad4 vs Fire HD 10 まとめ

Kindleコミックを読むことに関して、
iPad4 と Fire HD 10で比較しました。

画面サイズはアスペクト比は異なるものの、
余白を除けば、描画される面積ほぼ同じサイズ。

セリフの文字も潰れておらず、拡大せずに
読むことが可能。

拡大や縮小する操作も同じようにできる。

iPadに比べてFireは黄色っぽい画面で
暗い傾向がありますが、使っていれば慣れますし、
気になりません。
単体で使っている限りはわからないかと思います。

つまりKindleコミックを使うにあたっては、
iPadで読んでもFire HD 10で読んでも、
変わらない、ほぼ同じ、という結論に至りました。
少なくとも大差はありません。

それよりも両端末を比較したときに最大のネック
になるのが販売価格。
iPadは最新2018年モデルでかなり価格が下がりましたが、
それでも税込で4万円から。
Fire HD 10であればなんと半額以下。
最安値の半額以下です。
iPad Proなどは10万前後、15万円というモデルすら存在する。

但し、高額なだけに iPadは他にもいろいろなことができますので、
買う価値はあります。

総合的に判断しまして、
Kindleコミックを読むことが第一目的だという方や、
Kindleコミックさえ使えれば他は気にしないという方に関しては、
コストパフォーマンスまで含めたご提案として、
Fire HD 10タブレットを買うことをおすすめします。

動画

「iPad vs Fire HD 10【比較】Kindleコミック」

※雑誌で比較した記事はこちら
Kindle雑誌で【比較】iPad4 vs Fire HD 10

※プライムビデオで比較した記事はこちら
Amazon プライム・ビデオで【比較】iPad4 vs Fire HD 10

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