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Fire HD 8 Plus【レビュー】2022年新型タブレット(8インチ・第12世代)

Fire HD 8 Plus タブレットは、2022年10月19日にAmazonから発売された8インチのタブレット端末。
2022年新型モデルであり、シリーズ第12世代の端末。

端末の仕様や装備などを実機とともにレビューします。
Fire HD 8 Plus タブレット(2022・第12世代)
ファーストインプレッションに合わせて、前モデルの旧型 Fire HD 8 Plus(2020)や新型Fire 7(2022)、Fire HD 10(2021)も所有していますので、それらとの比較も意識しつつご紹介していきます。

NEW Fire HD 8 Plus タブレット – 8インチHD ディスプレイ 32GB グレー (2022年発売)

開封(前回の記事)

開封およびFire OSのバージョン確認やFireの登録については、前回の記事にまとめました。

端末の確認端末の確認「Fire HD 8 Plus(第12世代)」

この端末は Fire HD 8 Plus タブレット「第12世代 – 2022年発売」です。

端末の機種・モデルを確認しておきましょう。

[設定]
[端末オプション]
(「端末オプションの画面」)
「Fireタブレットのバージョン情報」
Fire HD 8 Plus(第12世代)
「Fire HD 8 Plus(第12世代)」Fireタブレットのバージョン情報

Fire OS 8 搭載(Android 11 ベース)Fire OS Fire OS 8.3.1.1

Fire HD 8 Plus(2022)の購入直後、Fire OS Fire OS 8.3.1.1 でした。
システムアップデートにて確認できます。

[設定]
[端末オプション]
(「端末オプション」の画面になる)
[システムアップデート]
この端末はFire OS 8.3.1.1を実行中です。
Fire OS 8.3.1.1(Fire HD 8 Plus・2022)

端末をはじめてWiFiへ接続し、しばらくしてすぐに Fire OS 8.3.1.2 へアップデートがありました。

最新の「Fire OS 8」が採用されています。
旧型のバージョンは Fire OS 7 でしたので、バージョンアップ。

「Fire OS 8」とは、Android 10 と Android 11 の内容が組み込まれているOS。
一般的には、Android 11 ベースとされています。

歴代のFireタブレットの中で「Fire OS 8」が搭載されたモデルは、Fire 7(2022)に次いで、2台目。
厳密には、Fire HD 8(2022)もありますので、3台となります。

Fire HD 8 Plus タブレット(2022)レビュー(第12世代)スペック紹介

2022年新型「Fire HD 8 Plus タブレット」のレビューをお送りします。
Fire HD 8 Plus タブレット(2022・第12世代)

発売前の公称スペック値での旧型との比較記事はこちら
2022年新型 Fire HD 8 タブレット発売。Fire HD 8 Plusと8型キッズモデル版も同時発表
旧型・2020年モデルのレビュー記事はこちら
Fire HD 8 Plus【レビュー】2020年新型タブレット(8インチ・第10世代)

デザイン・外観

Fire HD 8 Plus タブレット(2022・第12世代)縦画面
基本的なデザインは旧型と同じですが、裏面が変わりました。パッと見てすぐわかる変化。
Fire HD 8 Plus タブレット(2022)裏面
背面の色がスレートからグレーに変わりましたが、それだけでなくメッシュのような凹凸が入ったデザインになっています。割と粗い感じのメッシュ。
よく見ると、ロゴの部分やアウトカメラの周囲は無地で縁取りされてますから、意図的につけたデザインなのだと考えられます。
側面も無地で、背面だけメッシュ入り。
歴代のFireタブレットではじめてのこと。(Fire HD 10 Plus(2021)については未確認)
Fire HD 8 Plus(2022)の操作ボタン

あとはボタンの位置が少し変わりました。

それ以外で言いますと、旧型より小さくなったのか、完全に同じなのか、わからないくらいよく似ています。
Fire HD 8 Plus(2022)と Fire HD 8 Plus(2020)
新型 Fire HD 8 Plus(2022)と 旧型 Fire HD 8 Plus(2020)

サイズ(大きさ・重さ)

サイズ
201.9 x 137.3 x 9.6 mm
重量
342グラム
(Fire HD 8:337グラム)

旧型機2020年モデルと比較としては、長辺0.1mm短くなり、短辺0.3mm長くなった。
厚さ0.1mm薄くなった。
重さが13g軽くなっている。
Fire HD 8 Plus タブレット(2022・第12世代)横画面
重さを計ってみると、
実測値で340gでした、仕様より2g軽い。
Fire HD 8 Plus(2022)重さ

同じ新型で、なぜ重さが異なるのかはわかりませんが、Fire HD 8(2022)よりFire HD 8 Plus(2022)のほうが5g重いという。
可能性として背面のデザインの違いからくる差だと考えられます。

装備(ボタン配置・位置関係)

電源ボタン
ボリューム(音量物理ボタン)
ステレオスピーカー
マイク
2メガピクセルフロントカメラ
5メガピクセルリアカメラ
(※HD8は2メガピクセル)
3.5 mm ステレオ ジャック
USB-C (2.0)ポート(Type-C コネクタ)
microSDカードスロット
Bluetooth

Fire HD 8 Plus タブレット(2022)裏面

[装備やボタンの位置関係]
裏面:中央にAmazonロゴ(横向き)
ロゴの向きで横画面で見る持ち方になる。
アウトカメラは左上。

(横画面で見てるとき)
右(短辺):電源ボタン、音量ボタン、マイク、USB、イヤホンジャック、
左(短辺):なし(横画面で左側)
上(長辺):スピーカー(2機)
下(長辺):microSDカードスロット

表面(画面側)
ベゼル上(長辺):中央にインカメラ(横向き)

旧型と同じく横画面で使うことが基本となっています。
インカメラの位置も旧型と同じベゼルの長辺にある。
Fire HD 8 Plus(2022)の装備とその位置
但し、音量ボタンと電源ボタンの位置が入れ替わりました。電源ボタンが一番外側に移動。
新型 Fire 7(2022)もそうでしたが、旧型からの買い換えの方は、しばらくの間、電源ボタンと音量ボタンの押し間違いが頻発しそうです。

ボタンの色はボディカラーと同一色のグレー。

カメラの横にもうひとつ何かがあります。手元の実機を確認してみると旧型Fire HD 8 Plus(2020)にもありましたが、新型Fire 7(2022)には無い。Fire HD 10(2021)にあり、Fire HD 10(2019)には無し。
よって、環境光センサーだと考えられます。

USB-C (2.0)ポート(Type-C コネクタ)

Fire HD 8 Plus(2022)付属の9W充電アダプタとUSBケーブル

USBケーブルは、旧型から引き続きType-C(タイプC)。
上下と左右が同じ形状で、どちらの向きでも挿入、接続できるのがタイプCの特徴。

Type-C というと高速転送できるUSB3.1や3.2を思い浮かべがちですが、このType-C は2.0(USB-C(2.0)コネクタ)なので違います。

ワイヤレス充電

Fire HD 8 Plus(2022)は、旧型から引き続き、Qi規格のワイヤレス充電に対応。

別売りのワイヤレス充電スタンドを使って無線で充電ができる。
ケーブルを接続することなく、スタンドに置くだけで充電される。

Fire HD 8 Plus(2022)は、USBの有線ケーブル充電、もしくは、ワイヤレス充電スタンドを使った無線充電、2通りの充電方法が可能。ワイヤレス充電スタンドが無くても使えます。

Fire HD 8 Plusタブレットとのセット販売か、ワイヤレス充電スタンド単品の、どちらかで購入します。

どうやら、このスタンドは、旧型 Fire HD 8 Plus(2020・第10世代)用だったワイヤレス充電スタンドのようで、すなわち、旧型(第10世代)と新型(第12世代)、両対応ということになります。
セット販売も、単独販売の単品のワイヤレス充電スタンドも同じ。

この商品は、Fire HD 8 Plus (第10世代)とFire HD 8 Plus (第12世代)専用のワイヤレス充電スタンドです。
新型 Fire HD 8(2022)はワイヤレス充電に対応していません。
USBの有線ケーブルでの充電しかできません。

スピーカー(サウンド・音質)

内蔵スピーカー
デュアルステレオスピーカー
Dolby Atmos
3.5 mm ステレオ ジャック
マイク

スピーカー性能やオーディオ機能は、旧型と同じ。
新型 Fire HD 8(2022)も同じ。

側面の長辺にあり左右に分かれて1つずつ、2つのスピーカー。
横画面でインカメラを上にして構えると上方から音が出る。
Fire HD 8 Plus(2022)の デュアルステレオスピーカー
Dolby Atmos のサウンド効果に対応、リアルな音響で聞くことができる♪
Fire HD 8 Plus(2022)のスピーカーとアウトカメラ

記憶容量(内部ストレージ・SDカード)

32/64GB(使用可能領域 25.2/54.5GB)
の 内部ストレージ。
1TBまでのmicro SDカード対応(別売)

内部ストレージは2種類、32GBモデルと64GBモデルがあります。

管理人は内蔵32GBモデルを買いました。
開封直後、ほぼ使っていない状態で1.37GB/25.62GB(5%使用)でした。
空き容量が24.25GBということになります。
ストレージ(Fire HD 8 Plus(2022)使用開始時点)

microSDカードスロットあり。
Fire HD 8 Plus(2022)microSDカードスロット
別売りでマイクロSDカードを買えば、記憶容量をさらに追加で1TBまで外部ストレージを拡張して増やせます。旧型と同じ。
Fire HD 8 Plus(2022)microSDカードスロット

マイクロSDカードを内部ストレージ化すれば、内蔵部分に一体化して内部ストレージの容量が増える。(本やアプリによっては本体内にしか保存できないものもあるため、内部ストレージが多い方が使いやすい。)

画面サイズ・ディスプレイ性能

8インチの高精細タッチスクリーン
解像度1280×800(189ppi)
HDビデオ再生
IPS(面内切替型) 技術と高度な偏光フィルター搭載

ディスプレイ性能は仕様を見る限り、旧型と変わりません。

新型 Fire HD 8(2022)も同じ。

CPU・メモリ(処理性能と操作性)

Fire HD 8
CPU:2.0GHz 6コアプロセッサ
メモリ:2GB RAM
Fire HD 8 Plus
CPU:2.0GHz 6コアプロセッサ
メモリ:3GB RAM

旧型のCPUは、クアッドコア(=4コア)でしたので、6コアプロセッサにスペックアップ。

メモリはHD8が2GBで、上位のHD8Plusが3GBという流れを引き継いでいます。

ちなみに上位モデルでは、Fire HD 10(2021)がCPUオクタコア(=8コア)+メモリ3GB、Fire HD 10 Plus(2021)がCPUオクタコア+メモリ4GBとなっています。

WiFi

デュアルバンドwifi。
デュアルバンド802.11a/b/g/n/ac対応

WiFi 性能は仕様を見る限り、旧型と変わりません。

新型 Fire HD 8(2022)も同じ。

Bluetooth

Bluetooth
外部音量コントロール、A2DPステレオヘッドホンに対応したBluetooth (5.2)、スピーカー、マイク、LEアクセサリー サポート

BluetoothヘッドホンやBluetoothイヤホン、Bluetoothスピーカーなど、Bluetoothワイヤレス接続での周辺機器が使えます。

カメラ性能

Fire HD 8
2メガピクセルフロントカメラとリアカメラ、720pのHDビデオ録画

Fire HD 8 Plus
2メガピクセルフロントカメラ、720pのHDビデオ録画
5メガピクセルリアカメラ、1080pのHDビデオ録画

Fire HD 8 のカメラ性能は旧型と同じ。

Fire HD 8 Plus は、フロントカメラ(インカメラ)の性能は変わりませんが、リアカメラ(アウトカメラ・背面カメラ)の性能が5メガピクセル、1080pのHDビデオ録画に向上しました。

バッテリー(使用可能時間・充電時間)

Fire HD 8
バッテリー
読書、ウェブ、ビデオ、音楽などで通常使用時、最大13時間。

充電時間
同封のUSB-C(2.0)ケーブル、5W充電アダプタで約5時間

Fire HD 8 Plus
バッテリー
読書、ウェブ、ビデオ、音楽などで通常使用時、最大13時間。

充電時間
同封のUSB-C(2.0)ケーブル、9W充電アダプタで約3時間。
10W ANGREAT ワイヤレス充電スタンド(別売)を使えば3時間以内にフル充電できます

旧型より使える時間が1時間ほど伸びました。
そして充電時間は1時間ほど早くなった。どちらも性能アップ。

Fire HD 8 と Fire HD 8 Plus は、ほぼ同じ端末ですが、付属の電源アダプタが異なることもあり、Fire HD 8 Plus のほうが2時間早く充電できる。

加えて、Fire HD 8 Plusはワイヤレス充電スタンドでも充電できます。
高速充電が可能ですので、USBケーブルよりもさらに早く充電できる。

ワイヤレス充電スタンド(別売り)

Fire HD 8 Plus を10Wの高速ワイヤレス充電

2時間以内に80%まで充電
3時間以内にフル充電

Alexa 搭載

Alexaを搭載しており、AmazonのAIアシスタント「Alexa」機能を使える。
ハンズフリー操作が可能。

新型 Fire HD 8(2022)も、Alexaを使えます。

Showモード

ShowモードというAlexaの情報ディスプレイ表示型でも使える。

新型 Fire HD 8(2022)も、Showモードを使えます。
(※下記を参照)

Fire HD 8 Plus は、横向きでワイヤレス充電スタンドに置くだけで自動的にShowモードが起動します。(設定あり)充電しながらShowモードが使える。
Fire 7(2022)はShowモードに対応していません。

Showモード廃止

購入した時点ではShowモード機能がありましたが、2024年11月頃からFireOSをソフトウェアアップデートするとShowモードが使えなくなりました。

ニ画面表示

Fire HD 8 Plus(2022)で二画面表示できます。

アプリの固定

Fire HD 8 Plus(2022)でアプリの固定できます。

ディスプレイミラーリング(Miracast)

Fire HD 8(2022)とFire HD 8 Plus(2022)は、Miracast によるディスプレイミラーリングに対応しているとのこと。

まとめ Fire HD 8 Plus タブレット(2022)レビュー

新型 Fire HD 8 Plus(2022・第12世代)は、旧型 Fire HD 8 Plus(2020・第10世代)の基本を受け継ぎつつ、性能としては改善してスペックアップ。

特に最新のFire OS 8 を搭載しているという、OSのバージョンアップは大きなポイント。
現時点では、Fire 7(2022)と Fire HD 8/Fire HD 8 Plus(2022)で使えます。

旧型 Fire HD 8 Plus(2020)からの買い替えも、2年ぶりということで、よいでしょう。
CPUやカメラ性能が向上しています。
ワイヤレス充電スタンドを買い替えなくていいのもよいですよね。

Fire HD 8 Plus(2022)と Fire 7(2022)と Fire HD 10(2021)
Fire 7(2022)よりも動作がスムーズで、画面が大きく解像度も高いので、おすすめ。

Fire HD 10 よりもコンパクトなので、外への持ち歩きや、端末の取り回しも楽。
Fire HD 8 Plus(2022)と Fire 7(2022)と Fire HD 10(2021)
Fire 7 のほうが安くて買いたくなる方も多いかと思いますが、あちらはあくまで入門機で、雑誌やコミックを読むときに画面の表示に粗さを感じて残念に思いがち。アプリの見え方もそうです。
昨今のスマホが大型化していて高解像度であることも含め、結局は、Fire HD 8 / Fire HD 8 Plus が一番バランスに優れていると言えます。

旧型 Fire HD 8 Plus(2020)で満足している方には、新型 Fire HD 8 Plus(2022)おすすめです。

NEW Fire HD 8 Plus タブレット – 8インチHD ディスプレイ 32GB グレー (2022年発売)
※この記事のFireタブレットはこちら

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