「Fire Max 11 タブレット」という
Fire タブレットのNewモデルが、
amazon.co.jpで2023年5月23日に発表されました。
2023年新型。
発売予定日は2023年6月14日。
初登場 Fire Max 11 タブレット – 11インチ 2Kディスプレイ 64GB (2023年発売)
本記事は発売前時点での予想的な内容になりますので、
主観的な見解、実際の商品と相違がある可能性を加味してください。
目次
Fire Max 11 タブレット
11インチのAmazonのタブレット端末は、Kindle Fireタブレット時代含め、Fireタブレットのシリーズで初であり、過去最大サイズの大型タブレット。過去最高は10.1インチまででした。
第13世代。
この2023年新型「Fire Max 11」は、CPUに8コア (2×2.2GHz、6×2.0GHz)、メモリ4GBを搭載しており、処理性能もFireシリーズで過去最高という。
現行の最上位機種であるFire HD 10 Plusより約50%高速化。
ディスプレイは、11インチ・2K(2000×1200)の解像度 213ppi。
Fire HD 10 Plusより大型化で重量は増えたものの、バッテリーは最大14時間に伸びた。
アルミニウムボディでApple iPad 10.9 (第10世代)の3倍耐久性があるという。
カラーはグレーの1色。
シリーズ初の指紋認証を搭載し、Wi-Fi 6 にも対応した。
「Microsoft 365 Personal」3か月無料体験つき。
スタイラスペンやキーボード付きカバーとのセット販売も用意されている。
初登場 Fire Max 11 タブレット – 11インチ 2Kディスプレイ 64GB (2023年発売)
Amazon端末・Fireタブレットの2023年新型
Amazonのタブレット端末、Fireシリーズは毎年、1~3台の新型が発表されています。
今年、2023年の新型としては、この「Fire Max 11(2023)」が1台目の発表。
まだ5月の時点ですので、今年後半にも追加で新型の登場があるのかもしれませんが、まだ不明。
技術仕様(Fire Max 11 タブレット)
技術仕様(Fire Max 11タブレット)
ディスプレイ
2000×1200 TÜV Rheinland Eye Comfort (アイコンフォート) 認証 (213ppi)
サイズ
259.1 x 163.7 x 7.50mm
重量
490g (実際のサイズと重量は、構成および製造工程により変動する可能性があります)
CPU、RAM
8コアプロセッサ – 2x Arm Cortex-A78 (最大2.2GHz)、6x Arm Cortex A55 (最大2GHz)、4GB RAM
容量
64/128GB(使用可能領域53.57GB/115GB)の内部ストレージ。microSDカード(別売)で1TBまで拡張可能。内部ストレージへのインストールを必要とするアプリもあります。アプリや機能アップデートにより、使用可能領域が上記記載とは異なる場合があります。KindleコンテンツをmicroSDカードにダウンロードする場合は、microSDカードの用途を設定する際に「外部ストレージとして使用する」を選択してください。アプリケーションや機能アップデートによって使用可能領域が異なる可能性があります。通常、microSDカードの使用可能領域はmicroSDカードに記載されている容量より小さくなります
バッテリー
7,500mAhバッテリー。読書、ウェブ、ビデオ、音楽などで通常使用時、最大14時間。端末の設定、使用方法、ウェブブラウジングやコンテンツのダウンロードなどの条件によって異なります。ソフトウエアの機能やアプリによってはバッテリーの使用時間を減らすものもあります
充電時間
同梱のUSB-C (2.0)ケーブルと9W充電アダプタで約4.2時間
wifi接続
デュアルバンドwifi。Wi-Fi 6 (802.11 ax)対応。デュアルバンド802.11a/b/g/n/ac/ax標準規格に準拠し、WEP、WPA3 OWE、WPA/WPA2/WPA3 PersonalおよびWPA/WPA2/WPA3 Enterpriseセキュリティ規格に対応する公共およびプライベートのwifiネットワークまたは無線LANスポットに対応
入出力
充電とオーディオ用USB-C (2.0)コネクタ。1TBまでのmicroSDカード対応(別売)
オーディオ
USB-Cオーディオ、内蔵Dolby Atmosデュアルステレオスピーカー。ステレオプラグ使用時はUSB Type-C to 3.5mm 変換プラグをご使用ください
センサー
アクセロメータ、環境光センサー、ホールセンサー、指紋センサー
カメラ
8メガピクセルフロントカメラとリアカメラ、1080pのHDビデオ録画、リアカメラオートフォーカス対応
認証
Fire Max 11は、以下の認証を取得済みですEnergy Star (国際エネルギースタープログラム認証 省エネルギー製品)
TÜV-Rheinland (テゥフ ラインランド認証 低ブルーライト)
USI 2.0 (スタイラスプロトコル)
位置情報サービス
wifi経由の位置情報サービス(詳しくはこちら)
カラー
グレー
Bluetooth
外部音量コントロール、A2DPステレオヘッドホンに対応したBluetooth (5.3)、スピーカー、マイク、LEアクセサリー サポート
アクセシビリティ機能
視覚障害をお持ちのお客様は、VoiceViewスクリーンリーダーのテキスト読み上げ機能または点字ディスプレイを接続して、Fireタブレットのほとんどの機能をご利用になれます。Fireタブレットは、その他、クローズドキャプション、フォントサイズ、高コントラストテキスト、色反転、色補正、ステレオ・モノラルオーディオ切り替えなどのユーザー補助機能を備えています。(コンテンツと機能によっては、キャプションとフォントサイズの変更に対応していない場合もあります。)ユーザー補助機能の詳細については、こちらをご覧ください
保証とサービス
1年間限定保証付き。国内の場合、オプションで別売の延長保証をご利用いただけます。Fire Max 11の使用時は利用規約が適用されます
同封内容
Fire Max 11タブレット、USB-C (2.0)ケーブル、9W電源アダプタ、SDカード取り出しピン、クイックスタートガイド
世代
第13世代 – 2023年発売
ソフトウエアのセキュリティアップデート
このデバイスは、当社のWebサイトで新品として販売された最後の日から少なくとも4年後まで、ソフトウェアのセキュリティアップデートを受けられることが保証されています。セキュリティアップデートについてはこちら
価格
【Fire Max 11 タブレット】
64GB:34,980円
128GB:39,980円
【スタイラスペンセット】
64GB:
セット参考価格: 39,960円
セット買い価格: 38,980円
128GB:
セット参考価格: 44,960円
セット買い価格: 43,980円
【キーボード付きカバーセット】
64GB:
セット参考価格: 45,960円
セット買い価格: 43,980円
128GB:
セット参考価格: 50,960円
セット買い価格: 48,980円
【スタイラスペン・キーボード付きカバーセット】
64GB:
セット参考価格: 50,940円
セット買い価格: 47,980円
128GB:
セット参考価格: 55,940円
セット買い価格: 52,980円
「Fire Max 11 スタイラスペン (Made for Amazon 認定取得)」
4,691円
「Fire Max 11 キーボード付きカバー」
10,342円
Fire Max 11とFire HD 10(2021)の違い
新型「Fire Max 11(2023)」が新たなフラッグシップモデルになります。
現フラッグシップである2021年発売の「Fire HD 10 Plus(2021)」や「Fire HD 10(2021)」との違いは以下の通り。
〇【改善・進化】
ディスプレイ・CPU(処理性能)・容量・バッテリー・指紋センサー・カメラ機能・WiFi6・容量
×【劣る・悪化】
解像度・重さ・ステレオジャック・ワイヤレス充電・価格
画面が大型化。
両者を比べてみますと、サイズで長辺が長くなるのは当然ですが、短編はむしろ短くなり、厚みは薄型化。重さは25g増加。
アルミニウムボディということで、これまでのFireタブレットとは、かなり異なる外観や感触なのではないでしょうか。
ディスプレイは大きくなったものの、解像度はわずかに落ちた。
動画や写真がきれいに見れるかどうかは、ディスプレイ素材のほうが影響してくると考えられます。
充電時間が少し増えたようですが、駆動時間は伸びた。
シリーズ初となる、指紋センサーとWiFi6への対応。
さりげなくカメラ機能が大幅に進化しています。
2メガ/5メガピクセルから両方とも8メガピクセルへ、動画撮影も720から1080pへ進化。
リアカメラにはオートフォーカスも搭載した。
Fire HD 10 は 32GB/64GBの2モデルでしたが、「Fire Max 11(2023)」は64GB/128GBの2モデルと増量。すなわち内蔵128GBがあるのは「Fire Max 11(2023)」だけ。過去のFireシリーズ含めても初。microSDカードで1TBまで拡張可能なのは両者ともに変わりません。
ところでFire HD 10 Plus(2021)にも64GBモデルがあるはずですが販売されていないようです。
これだけ多くの改善点があり、フラッグシップモデルとしても、Fireタブレットとしても大きく進化したことがわかります。
ただ、改悪もある。
「3.5mm ステレオ ジャック」が無くなったことを気にしないか、改悪とするかは人によって印象が違うかもしれません。
もし有線ケーブルのイヤホンやヘッドホンおよびスピーカーでサウンドを聞く場合は、別途、「USB Type-C to 3.5mm 変換プラグ」を用意して使う必要があります。
Bluetoothは引き続きありますので、無線接続であればイヤホンなど、これまでと同じように使えます。
そしてFire HD 10 Plus(2021)にできるワイヤレス充電には対応しません。
新型「Fire Max 11(2023)」が最上位機種ということで、Fireタブレット、Fire HDシリーズよりも価格が高い。
Fire Max 11(2023)【比較】Fire HD 10(2021)
新型 Fire Max 11(2023)について、現フラッグシップである2021年発売の「Fire HD 10 Plus(2021)」や「Fire HD 10(2021)」との違いを比較。
Fire Max 11(2023) | Fire HD 10(2021) Fire HD 10 Plus(2021) |
|
発売 | 2023年6月 | 2021年5月 |
ディスプレイ | 11インチ | 10.1 インチ |
解像度 | 2000×1200 213ppi |
1920×1200 224ppi |
サイズ | 259.1 x 163.7 x 7.50 mm | 247 x 166 x 9.2 mm |
重量 | 490 g | 465 g |
CPU | 8コアプロセッサ 2.2GHz x 2 + 2GHz x 6 |
8コアプロセッサ 2.0GHz x 8 |
メモリ | 4GB | Fire HD 10:3GB Fire HD 10 Plus:4GB |
容量 | 64/128GB | 32/64GB |
microSDカード | 1TBまで | 1TBまで |
バッテリー | 最大14時間 充電4.2時間 |
最大12時間 充電4時間 ※Fire HD 10 Plus 充電4時間 ワイヤレス3.5時間 |
オーディオ | USB-Cオーディオ 内蔵デュアルステレオスピーカー (ステレオ) |
3.5mm ステレオ ジャック 内蔵デュアルステレオスピーカー (ステレオ) |
センサー | アクセロメータ、環境光センサー ホールセンサー、指紋センサー |
アクセロメータ、環境光センサー |
カメラ | 8メガピクセルフロントカメラとリアカメラ 1080pのHDビデオ録画 リアカメラオートフォーカス対応 |
2メガピクセルフロントカメラ 5メガピクセルリアカメラ 720ピクセルHD録画 |
USBポート | USB-C (2.0) (タイプC) ※充電とオーディオ用 |
USB-C (2.0) (タイプC) |
WiFi 接続 | 802.11a/b/g/n/ac/ax Wi-Fi 6 (802.11 ax)対応 |
802.11a/b/g/n/ac |
Alexa | 〇 | 〇 |
Showモード | 〇→×(廃止) | 〇 |
ワイヤレス充電 | 不可 | Fire HD 10:不可 Fire HD 10 Plus:〇 |
Dolby Atmos | 〇 | 〇 |
カラー | 「グレー」1色 | ブラック、デニム、オリーブ
※Plus「スレート」1色 |
価格 | 34,980円(64GB) 39,980円(128GB) |
19,980円(32GB) 23,980円(64GB) ※Fire HD 10 Plus 22,980円(32GB) (64GBは終売か) |
OS | Fire OS 8 | Fire OS 7 |
まとめ「Fire Max 11 タブレット(2023)」は買いか?
Fireタブレットで新たなフラッグシップモデルが登場しました。
それがこの「Fire Max 11 タブレット(2023)」。
現行のFireタブレットよりもハイスペックですので、値段が高めなのは仕方ないところ。
ただ、iPadの代わりに買うなら激安。
キーボード付きカバーセットでノートパソコンの代わりに買うとしてもお手頃価格。
「Microsoft 365 Personal」3か月無料体験がついてきます。
低価格路線だったFireタブレットシリーズよりも高性能を活かせるとしたら、ゲームのプレイ。しかしGooglePlayは使えないので注意が必要です。
大画面を活かして、雑誌やコミックを読むのにもよいでしょう。
しかし、Fire HD 10 や Fire HD 10 Plus と解像度はほぼ同じながら、やや下がっている。
同様に、映画や動画を見たり、ビデオ電話やWeb会議にも有用でしょう。
今回、専用のスタイラスペンがあり、写真の加工やメモを取るのに使える。
イラストや漫画など本格的に描けるかはアプリ次第かもしれません。
指紋認証についてはタブレット端末としてそこまで必要かどうか。
宅内なら割と安全で、急いでロック解除することもないのかと。
外出先まで「Fire Max 11」を持ち歩くなら、指紋認証、スタイラスペン、キーボード付きカバーが活躍しそうです。すぐにロック解除したり、メモを取ったり、パソコンのように使ったり。
ただ、自宅の中だけで使うのであれば、大きな画面はテレビやパソコンもある。
そもそも大型は10インチで足りるという考え方もあるでしょう。
Fire HD 10 や Fire HD 10 Plus を所有していたり、欲しいと考えてる方にしたら、この価格差をどう捉えるか次第かもしれません。キーボード付きカバーまでセットで購入すると2倍かそれ以上で高額になります。スタイラスペンまで買えばなおさら。
最後に、Amazonとしては、クリエイティブな用途に使うことや、児童や生徒さんなど子供が使うことを想定して、ペンが使える大型端末「Fire Max 11」を開発したようです。教育機関や学校、その延長にある家庭での子供さんや親子での利用を目論んでいるのかもしれません。
Fireタブレットでゲームをしたり、雑誌やコミックを読む方、あるいはスタイラスペンで手書きをしたい方、パソコンのように使いたい方にとって、「Fire Max 11 タブレット(2023)」は買い候補に入ると言えるのではないでしょうか。
※この記事の新型 Fire Max 11(2023)はこちら
初登場 Fire Max 11 タブレット – 11インチ 2Kディスプレイ 64GB (2023年発売)
スタイラスペン・キーボード付きカバーセット(Fire Max 11)
Fire Max 11 スタイラスペン (Made for Amazon 認定取得)
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